栄養学

【腸内環境を整える方法】最優先事項はコレ!

2023年1月30日

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【腸内環境を整える方法】最優先事項はコレ!

2023年1月30日

結論:腸内環境を改善するためには【原因の排除】が先!

 

ふぁ〜(あくび)
おや。めぐリス眠そうだね。
最近ハマってるドラマがあって、寝不足なんだ〜。
毎晩夜ふかしが続くと良くないねぇ。
ついつい夜食も食べちゃって。肌荒れがひどいの。
お肌の荒れは腸内環境も荒れてるサインだよ。
乳酸菌サプリとか飲んだ方がいいかな?
それより先にやるべき事がありそうだね。腸内環境が荒れている原因をチェックしていこう!

 

【腸内環境が荒れる原因

腸に炎症を起こしやすい5大NG物質があるよ。
好物なものだったらどうしよう・・
病みつきになる食べ物は可能性大。なぜNGなのかを1つずつ解説していくね!

原因1:グルテン

グルテンフリー流行ってるよね!・・今更だけどグルテンてなーに?
小麦から生成されるタンパク質の事だよ。グルテンを多く含む代表選手は小麦粉だね。
小麦粉製品といえば・・パン、うどん、パスタ、カレー、ラーメン、ピザ、天ぷら、ケーキ・・好物ばっかりだー!!!
グルテンは粘りや弾力を与える成分なんだけど、その粘っこさで体内に滞留しやすく排出しにくかったり、棘がある構造のせいで腸壁に穴を開けやすいんだ。
美味しさと引き換えに腸が荒れやすいのか・・
腸の中で吸収されにくいし、他の栄養素の吸収を阻害しちゃうのが厄介だね。日本人はグルテンが消化不良になる人が結構多いんだ。
ひぇぇ。ちなみに今日の朝ごはんは菓子パン、おやつはクッキー。。
パンやクッキーなんかの小麦の加工食品は、消化がちょっと大変。体も冷えやすいし代謝が下がりやすいね。
今年は春のパン祭り参戦はやめとくか・・

グルテンのデメリット

グルテン:小麦から生成されるタンパク質の主成分。

・体内に滞留しやすく排出しにくい。

・棘がある構造のせいで腸壁に穴を開けて腸が荒れやすい。

・腸の中で吸収されにくいし、他の栄養素の吸収を阻害する。

・小麦の加工食品は、体内での分解しにくい。体が冷えて代謝が下がりやすい。

原因2:カゼイン

カゼインって聞きなれないぁ。
牛乳、乳製品に多く含まれているね。
カゼインフリー生活をするとしたら何が食べられなくなるのかな?
例えば牛乳やカゼインを含むプロテイン。
プロテインの牛乳割り、よく飲むよ。
乳製品だとチーズ、ヨーグルト、アイスクリーム、生クリーム、カスタードクリームとかね。
チーズ大好き!大好きなカルボナーラも乳製品がっつり使ってるや。カゼインフリー生活ハードル高いー!
中毒性が高いものが多いよね。「カゼインナトリウム」という添加物が含まれる、ハム・ソーセージなどの加工食品も一切食べないことが真のカゼインフリー生活といえるかな。

 

カゼインのデメリット

カゼイン:牛乳やチーズなどの乳製品に含まれている「タンパク質」の一種。

カゼインには5種類あり、現時点で体に悪影響を及ぼすと言われているαs1型BA1型に注意が必要です。

αs1型カゼインを頻繁に摂取すると腸内に未消化物が多くなり、腸の炎症やアレルギー反応を起こしやすくなります。

牛乳に多く含まれるαS1カゼインは消化できないことで遅延型アレルギーの原因にもなります。

BA1型カゼインは依存性のあるモルヒネ様物質が出るため、チーズやクリーミーなものが好きでなかなかやめれないといったことが起こります。

 

関連記事:カゼインプロテインはあり?なし?

 

原因3:精製糖質

精製糖質って白い砂糖とかのことだよね?
そう。精製糖質は悪玉菌やカビ菌が大好物の餌なんだ。
え、カビ?・・まさか腸にもカビが生えるの?
スイーツ好きのめぐリスに残念なお知らせなんだけど、、

甘いものを日常的に摂っていると、腸にカビが増えて"腸管カンジタ"を招く恐れがあるんだ。

イヤー!カンジタって聞いたことはある。
カンジタは腸の中にも住む酵母カビなんだけど、餌である糖質を与えすぎると豹変して鋭く尖った形に変形するんだ!
えー!怖い。そんな尖ったのが腸にいたら、腸が傷ついちゃうんじゃ・・
その通り。腸壁に穴が開いて、様々なトラブルを引き起こすね。
精製糖質は腸の中で凶暴化するってことだね。腸のために我慢します・・
とはいえいきなり甘いもの断ちは難しいからね。甘いもの欲求の対策は関連記事をチェックしてね!

関連記事:甘いもの欲求を減らしたい方必見!

 

原因4:悪影響を及ぼしやすい油

あれ。もう夕飯時か。でもお昼ご飯の天丼でまだ胃もたれしてる〜。
外食で使われてる安い油は、悪玉菌を繁殖させて腸内環境を荒らす原因の1つだよ。
ひぃ!てんやの天丼大好きなのにぃ。
脂質の中でも特に避けてほしい油があるよ。悪影響を与えやすい油を覚えておきましょう!

 

避けたい油 )トランス脂肪酸

 

これは頑張って回避してほしい人工油なんだけど、市販品に使われまくりなんだ。

トランス脂肪酸

▼特徴

人工的に作られた物で消化分解が難しく、体内に蓄積しやすい。デトックスに240日もの期間が必要とも言われる。

▼成分表示

マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、食用植物油、加工油脂

▼多く含まれる食材

マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、ビスケット類(クッキー・パイ・半生ケーキなど)、コーン系スナック菓子、生クリーム、菓子パン、クロワッサン、デニッシュ、ピザ、ハンバーガー、ドーナツ、市販の揚げ物、マヨネーズ、カップラーメン、チョコレート菓子

トランス脂肪酸が体に及ぼす悪影響

  • 悪玉コレステロール(LDL)の増加により冠動脈性心疾患のリスクを高める
  • 細胞へダメージを与え、腸の炎症や老化を促進させる
  •  心不全・心筋梗塞、動脈硬化・不整脈・アルツハイマーなどの原因
身体にデメリットしかない恐ろしい油なのに好物ばっかり・・震
控えたい油 )オメガ6

 

"オメガ6"は安価な油だから、手軽に摂る機会が多すぎるんだ。
コンビニとスーパーのお惣菜中心の僕はたくさん摂ってそうだ・・
オメガ6は必須脂肪酸と言って、身体で作り出すことができないから食事で摂りたい脂質なんだけどね。
絶対回避!ではなくて、適量摂った方がいい油ってことだね!

 

オメガ6を多く含む食材

ウィンナー、ベーコン、マーガリンを使う洋菓子、市販の揚げ物

サラダ油、ごま油、コーン油、ひまわり油、なたね油、マヨネーズ、マーガリンなど

オメガ6過剰摂取が体に及ぼす悪影響

  • 腸内環境が乱れ、免疫力が低下しやすい。
  • 喘息、鼻炎、アトピーなどの慢性炎症を引き起こしやすい。
  • 活性酸素を発生させやすく、老化を促進させる。

 

どちらの油も好物にたくさん使われてたなぁ。。脂質カット生活できるかなぁ。
脂質は悪者扱いされがちだけど、積極的に摂る必要がある脂質もあるんだ。
そうなの?よかった。
油選びのコツは下の関連記事を読んでね!

関連記事:積極的に摂りたい油 & 避けたい油

 

原因5:アルコール、添加物、加工食品、抗生剤物質

お酒や添加物は腸内環境を荒らすのは何となくわかるんだけど、抗生剤物質って薬だよね?
病原菌の撃退には欠かせない抗生物質なんだけど、必要な菌まで死滅させてしまうから、腸内フローラを荒らす原因になるんだ
なるほど。それにしてもNG物質色々食べてたなぁ。
どれが自分のNG物質なのか、個人差があるから特定していきたいよね。
グルテンやカゼインは原材料を意識して選べば、避けていけるかなぁ。
コンビニ食や外食が多いと、どうしても悪い油や精製糖質、添加物は蓄積していくよね。
うーん。自炊始めるかぁ。
本気で取り組むなら、まずはNG物質を全て2週間やめてみて変化をチェックをしてみる。
2週間か・・
肌質やその他の炎症症状が治ったら、NG物質を再開してみて、炎症反応が出る物質がどれなのか調べてみよう。

 

まとめ

 

腸内環境を改善する場合に大事なのは、良いものを足すことよりもマイナス要因を減らすこと!
NG物質は好きなものが多くてやめるのが大変そうだなぁ。足すほうが簡単。。
そうだね。腸内環境を改善する方法を知った時に、腸に良いとされる物を足す方から取り組む人が多いよね。
「食物繊維を摂ろう!」「乳酸菌サプリを摂ろう!」ってなってたよ。
優先順位としては原因の排除が先。腸内環境改善への近道だね。

 

腸内環境を改善するポイント

  • 良いサプリや食べ物を摂る前に原因の特定、排除が優先!
  • 悪習を断つことが腸内環境改善への近道。

 

 

  • この記事を書いた人

めぐる

食事指導・運動指導の両面から体をサポートするパーソナルトレーナーとして活動しています。 リバウンドを繰り返してしまう、食事の仕方に悩まれている方に向けての栄養学や腸内環境を整えるための簡単腸活レシピなどを発信しています。もう1つ発信しているアフリカ旅記録ブログでは、1ヶ月のアフリカ旅で8kg増加した体重の戻し方も発信していきます!



▼資格
アスリートフードマイスター
発酵食健康アドバイザー

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